キャット&カウ 胸をひらくと首がやわらぐ

ヨガのポーズの「キャット&カウ」のあと、首の後ろから肩の間にかけての
“縦のくぼみ”が重くなることがありませんか?
寝違えのようなズーンとした感覚が出る場所です。

このあたりには 肩甲挙筋(けんこうきょきん) という、
とても繊細な筋肉があります。



首(頸椎)と肩甲骨の上角をつないでいて、

  • 肩をすくめる
  • 首を横に倒す
  • 首を少し反らす

ときに働く筋肉です。

この筋肉は、 縮みすぎても痛むし、伸ばされすぎても痛む という特徴があります。

実はキャット&カウでは、たくさん動こうとすると
この“縮みすぎ”と“伸びすぎ”の両方が起きやすいです。

🐮カウ(背骨の伸展)のとき

四つばいで胸が開き、背骨が反る動きです。

このとき肩甲挙筋は、 縮みすぎて固まりやすい

こういうときに起きます

🐮顎が少し前に出る
🐮首だけで反ろうとする
🐮肩がすくむ
🐮胸椎が動かず、首が代わりに伸展する

胸が十分に動かないと、首が代わりに頑張ってしまい、 肩甲挙筋がギュッと短くなったまま固まります。

🐱キャット(背骨の屈曲)のとき

四つばいで背骨を丸める動きです。

このとき肩甲挙筋は、 伸ばされすぎて引っ張られやすい

こういうときに起きます

🐱首だけ過剰に丸める
🐱顎を胸に押しつける
🐱肩甲骨が前に広がりすぎる
🐱胸椎が丸まらず、首が代わりに屈曲する

首の後ろ側が必要以上に伸ばされ、 肩甲挙筋の付け根に負担がかかります。

なぜ同じ場所が痛くなるのか

🐮カウ → 縮みすぎのストレス

🐱キャット → 伸びすぎのストレス

真逆の負担が、どちらも肩甲挙筋の付け根に集中します。 その結果、寝違えのような重さとして現れます。

肩甲挙筋を守るためのポイント

キャット&カウは、首ではなく 胸椎が主役 です。 首が代わりに動きすぎると負担が出ます。

✔ 首の後ろを「長く保つ」

  • 伸展でも屈曲でも、首の後ろの皮膚がシワにならない
  • 喉を開きすぎない
  • 顎を胸に押しつけない

✔ 胸椎を主役にする

  • カウ🐮:胸骨の裏が前に伸びる
  • キャット🐱:みぞおちが背中側へ引き込まれる

✔ 肩甲骨をすくめない

  • 肩を“下げる”より
  • 背中にふわっと広げる のほうが安全

🍃 おわりに

キャット&カウはとてもシンプルな動きですが、
胸椎と首の役割分担が少し変わるだけで、 首の付け根に負担が出ることがあります。

首を守る鍵は、 「胸が動くスペースをつくること」 そして 「首の後ろの長さを保つこと」

この2つがそっと整うと、 キャット&カウがもっと心地よく、
背骨全体が自由に動き始めます。



呼吸を味わいやすいアーサナですよね。

ちなみに、「どっちの動きがキャット? 丸めるほう?反るほう?」の覚え方。
私は「猫はコタツで丸くなる」で覚えています🐈

頑張らない、というよりも、 力みをそっと手放すこと。

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