頑張る肩を緩める「中庸」という在り方

こんにちは。美香 Yoga & Pilates の美香です。

フローヨガのレッスン後、片付けをしながら生徒さんたちとこんな会話になりました。
「なんで肩ってどうしても前のめりになっちゃうんでしょうね?」

その疑問に、私はこうお答えしました。
「日々『闘っている』からですよ」と。

解剖学の視点で見れば、大胸筋の緊張、小胸筋の短縮、胸郭の前傾。
これは、今の筋肉がどうなっているか、骨がどのポジションにあるかという「現状報告」ですね。

でも、もし一歩踏み込んで、“なぜそうなっているのか”と、
その身体自身にインタビューしてみたとしたら、どうでしょう。🎤💭

おや・・・身体さん、涙を滲ませてませんか。。。
返ってくる答えは、解剖学的な用語ではなく
「今日まで必死に闘ってきたんだ」という、あなたの健気な生き様そのものかもしれません。

「巻き肩」はあなたが頑張っている証拠

仕事、家事、育児……現代を生きる私たちは、常に何かに立ち向かっています。
生物はストレスや緊張を感じると、大切な急所を守ろうとして本能的に体を丸めるもの。
前のめりの姿勢は、あなたが毎日を懸命に生き抜こうとしている「戦闘モード」の現れでもあります。

無理な矯正が、新たな「不自然」を生むことも

よく「姿勢を良くしなきゃ」と、グイッと無理に胸を張ることがありますよね。 もちろん、凝り固まった筋肉をストレッチで伸ばすことは物理的にとても大切です。

でも、無理に胸を張るという行為は、実は**背中の筋肉を過剰に緊張させる「別の不自然な状態」**を作っているだけの場合も多いのです。 心に「闘い(緊張)」が残ったまま無理に形だけを整えても、体はすぐに元の守りの姿勢に戻ろうとしてしまいます。

心身一如 —— 身体も「中庸」がちょうどいい

私が大切にしているのは、形を力ずくで正すことよりも、心と体を「中庸(ちゅうよう)」に戻すことです。

どちらにも偏らず、過不足のない、穏やかなニュートラルな状態。 「今はもう、闘わなくて大丈夫」と自分を許してあげられた時、筋肉は過剰な緊張から解放され、骨格は重力に対して最も効率的な位置(ニュートラル)に、自然と収まっていきます。

まさに「心身一如」・・・心(精神)と体(身体)は切り離せない一体のもの
気持ちが中庸になれば、身体も自ずと中庸に整うのです。

教室に広がった「気づき」の輪

このお話をすると、別の生徒さんも「中庸を意識して生活してみます」と晴れやかな表情でおっしゃってくださいました。

ヨガマットの上で練習した「心地よいニュートラル」を、マットを降りた後の日常にも持ち帰ってみる。 ふとした瞬間に「あ、今私、何かと闘ってるかも」と気づくだけで、体はふっと緩み始めます。

無理に自分を変えようとしなくていい。 ただ、今の自分を受け入れて、真ん中に戻ってくる。 そんな優しくて強い「中庸」の心地よさを、これからも皆さんと一緒に深めていけたら嬉しいです。

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